阪神・淡路大震災から19年が経(た)った
私たちは日本と世界の多くの人たちに
この教訓を知ってもらいたい 生かしてもらいたい
そのように願って 伝え続けてきた
でも 教訓を学ぶいとまがないほどに
地球全体が荒ぶる自然の脅威にさらされて
新しい被災地 新しい被災者が激増している
わが国では 東日本大震災の復興もままならず
一方で 台風の集中豪雨や洪水 竜巻 そして土砂災害によって
全国的に新たな被災地と被災者が生まれた
もう 災害から安全な場所などないかのごとく
南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生も心配だ
巨大な台風や火山噴火も要注意だ
それらに備えて 制度や対策も整備されてきたが
減災の特効薬はなく 時間と財源が欠かせない
次なる災害に備えるためには
特別に構えるのではなく 災害文化が必要だ
その基礎となる防災教育を一層進めたい
いのち 絆 勇気 信頼 自助 努力 科学…をもっと学ぶんだ
伝える 備える 生かす 阪神・淡路大震災の教訓を
震災の教訓は すべての災害に通じる知恵だから
2014年1月17日
ひょうご安全の日推進県民会議